──28.あなたの父親と母親に、何でも構いません、何か言って下さい。
アリア「……父上、母上……一度でいいから皆で話がしたかったです」
セレシアス(ユディル公后は早くにご逝去されているからな……)
エルガー(父親である先代大公とは、きっとろくに面談できなかったんだろーな)
アリア「あ、湿っぽくなっちゃった? ごめんね〜。じゃエルガーは?」
エルガー「『もう歳なんだからあんま無理すんじゃねーぞ』ってトコだな」
アリア「むう。予想外にマトモな答え」
セレシアス「びっくりだな……」
エルガー「アンタら一体どーいう目でオレを見てんだよ」
アリア「まーいいじゃない。言ってもらえるうちが華、っていう言葉もあるんだし」
セレシアス「妙に年配じみた言い回しが出てきたな……。それ誰かの受け売りだろう?」
アリア「うん、そう。ベテラン侍女たちの言い方を真似てみました」
エルガー「まァいいや」
セレシアス「……すまないが、この項目はパスさせてくれないか」
アリア(さっきお母さんがいるって言ってたのに……?)
──29.作者に何か言いたい事があればどうぞ。
アリア「ん〜。言いたいことはあるけど。きっと、言われなくても分かってるよね?」
セレシアス「その……俺は……黙って待ってるのは、嫌いじゃないから」
エルガー「ハッ、どいつもこいつも生ぬりィな。オレが笑って言ってるうちに続きに取りかかれ、ってなくらいガツンと自己主張してやんねーと」
アリア「笑って言ってるうち、って。エルガーって人を張っ倒すときもそのまま笑ってそうだけど」
エルガー「はっはっはっ。アタリだ」
セレシアス「そんなあっさり認めるのか……」
──30.では最後に、ここまで読んで下さった読者様方へメッセージを。
アリア「こんなムダに長い会話に付き合ってくれてどうもありがとう! しょーもない会話ばっかりでごめんね〜」
セレシアス「おそらく普通は3問目あたりで飽きるよな……」
エルガー「ンなもんを最後まで見守ってしまうあたり、さては相当のマニアっ子か?」
セレシアス「ちょっ、そんな失礼なこと言って」
エルガー「いや実際そうとしか思えねーだろ。ってなわけで、マニアな諸君。オレのさらなる活躍をガツガツと祈念してくれたまえ」
セレシアス「それはともかく、アンケートで票を投じてくれた皆、どうもありがとうな」
アリア「感謝の気持ちをこめて、これからもたくさん頑張るからね〜!」
──お疲れさまでした。
エルガー「さァて。質問に答え終わったことだし、座談会とやらはこれで幕引きだな」
セレシアス「そうだな……。二人ともお疲れ様」
エルガー「美少女二人を拝めなかったのは残念だけどよ」
アリア「まだ言ってるよ。エルガーはそれだけあちこち出歩いてるんだから、そのうちきっと良い出会いもあるってば。たぶん。おそらく。ひょっとしたら。万が一」
エルガー「なんじゃそりゃ。ったく、相変わらず訳わかんねェ奴だな」
アリア「別にぃ?」
エルガー「まあいい。んじゃ今日のところは帰るか!」
アリア「なんていうか、勝手に始めて勝手に終わっちゃうけど……いいよね?」
エルガー「何か不都合があったら、また誰かが何か言ってくるだろ。じゃーな。お疲れさん」
アリア「お疲れさま〜!」
セレシアス「じゃあ、またな」
三人揃って退室。
そしてエルガーは三課の事務室、セレシアスは寮、アリアは夢路御殿へと、それぞれ戻っていったのだった。
END
質問は
『創作キャラ達の腹割り座談会』質問配布所様からお借りしました。